Tuesday 10 September 2013

Killed two birds with one stone

去年の秋くらいから通っているオスティオパスのBさんのトリートメントを4ヶ月近くぶりに受けてきました。

もともと彼に診てもらうようになったきっかけは、仙腸関節障害(SI Joint Disfunction)。最初の数ヶ月は在英日本人のAKA治療を受けていたものの、ヨガを辞めることをひたすら勧められたことと小さな不信感が積み重なったのとで、たまたまヨガスタジオのレセプションに置いてあった半額キャンペーン中の広告ポストカードを見て連絡してみたら、彼自身が熱心なヨギで、ヨガの怪我にとても詳しかったのと、ヨガを辞めなくても治るよって断言してくれたのと、イケメンだった(!)のとで、通い始めてからそろそろ1年の付き合いとなります。

あんなにどうしたら良いのか途方に暮れていた痛みは、彼のトリートメントを受け始めてから最初の1- 2ヶ月くらいで落ち着いて、今はほぼ完治。「ぼほ」というのは、ごくたまに仙腸関節が動きやすいホルモンバランスの時期と練習のし過ぎが重なって、微妙に怪しい気配がすることはあるからなんだけれど、気配を感じたらキネシオテープでサポートすれば3-4日で気配は消えます。

とはいえ、私は、基本的に関節が動きすぎる(Hyper mobile)傾向にあるのと、無意識に無理をしてしまう性格が災いして、ひとつ問題が落ち着き始めるとまた別のところに問題を起こすというのも繰り返して、今年の春くらいまではなんだかんだと月1〜1.5ペースで、Bさんに診てもらわないとどうにもならないと、身体が悲鳴を上げる状態に陥っていました。その度に、どのポーズで痛みや違和感が出やすいかを聞いて、実際そのポーズを見て、なにをどう気をつけたら良いかのアドバイスをしてくれて、弱いところを強化するエクササイズを教えてくれて、もちろんそうして付加がかかり過ぎて痛みがでているところを調整してもらっていました。

同時に私自身も、マッサージの勉強を通して身体に対する知識や気付きが増えるにつれて、ヨガの練習でも、先生の言うことやアジャストされることに対してそれがどういうことなのかを理解できるようになって、少しずつポーズに対する自分の態度が「深さより正しさ」にシフトしてきたことや正しいポーズができる力がついてきたことで、オスティオパスBさんのトリートメントを必要とする頻度も減ってきたのだけれど。

今回は、これといって身体が悲鳴をあげていたわけではないのだけれど、実はこの半年くらい「あれ?」と気になっていたハムストリングスの違和感がいっこうになくなるどころか増してきた不安と、なんとなく身体中に溜まってきた詰まりが気になってたのを、せっかくのヨガリトリートに行く前にクリアにしたいと思ったから。

今日のトリートメントは、いままでとは少し違うものとなりました。私の受け止め方が、です。
6−7月のケーススタディとセオリーテストの勉強で知識と経験が増えたこと、8月にマッサージセラピストとしてクオリファイドされてこれからの方向性について考えたり調べたりしたことで、Bさんの施術のひとつひとつが、自分の身体の治療であると同時に、自分自身がモデルとなったワークショップのように感じました。Bさんの施術を自分の身体を通して、テクニックとそのテクニックの効果や受ける側の感じ方の両方を一気に勉強させてもらった上に、気になっていたところが治る(という言葉はやや語弊がありますが)というおまけ付き。いや、本当はおまけじゃなくて、それが本編なんだけど。
おまけに彼は、これから少しずつ今の仕事をボディワーカーのほうにシフトしていきたいという私に、わからないことがあったらいつでも相談してよ、と言ってくれて。なんて頼もしいのかしら。

マッサージを始めとする色々な代替治療(complementary therapy)は、特に慢性なものは、どれも受ければそれだけで治るというものではなくて、痛みを一時的に取り除き、気付きを与え、治る手助けをするものだと思うのです。だから私個人としては絶対的に信頼しているBさんのトリートメントも「一時的に治るだけだから意味がない」という人もいます。セラピストとして、その辺も含めてどう取り組んでいくか、日々自分の身体を使って勉強です。

:)


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